先日、区民の方からご意見をいただきました。
「コロナウイルス 感染拡大防止のため、保育園の登園を自粛しております。1日も通っていないのに…。保育園入園は決まっているから、乳児養育手当は打ち切られました。登園自粛をしているため、もちろん仕事はできず収入も減っているのに…」
という、大変切実なお話しです。
同じ状況の保護者やご家族からも同様なお話を多く伺いました。
まずは、そこまで気が付けず、本当に申し訳ありませんでした。
ぜひ!今後も何かあれば直ぐ教えていただけると本当に嬉しいです!!
よろしくお願いいたします。
さて、本題ですが・・・
「なぜ、このようなコトになったのか」というところを少しお伝えします。
江戸川区の様々な制度には、「条例」というルールがあります。区の職員の方々は、この「条例」通りに働き、「条例」にないことはできません。ルール違反になりますからね!!(お役所仕事・・・と言われる由縁でしょうが、ルールを破ることは法を犯すことですので、これはできません。)
今回「乳児養育手当」の「条例」には何が書いてあったのかが重要でした。
今回、キーとなったのは「資格」の一文です。
以下乳児養育手当の資格です。
・0歳児を養育している方
・乳児・保護者ともに江戸川区に在住の方
・生活保護を受けていない方
●子ども・子育て支援制度の対象施設、乳児院などに乳児を預けていない方
(・生計中心者の所得による制限あり)
上記の「●子ども・子育て支援制度の対象施設、乳児院などに乳児を預けていない方」、この一文があるために、保育園などの入所が決まっているご家庭には登園の有無に関係なく手当て打ち切りの通達が届いたという訳です。
逆に今回のような有事の際の対応などは、はっきりと明記されていないようで、登園を自粛した際の対応やルールがわからない、決まっていないという話のようです。
「条例」にあることを破るのはX。
「条例」にないことをするのもX。という訳です。
しかしながら、区の担当課の方も、
「このような状況になることを気付けなかった。区民の皆様のご意見はごもっともである」と、とても真摯に受け止めてくださっております。
私もご意見やご相談をいただいている方々の声を伝え、「どうか前向きに!」、「どうか早急に!」対応していただけるよう伝えてまいりました。
これに対して、担当課の方も理解をしてくださり、「なるべく早くに(できれば週明けには・・・)結論を出したいと思います。」と答えていただきました。
只、結論がどういったものになるかは・・・と、言葉を選んでいらっしゃいましたが、「前向きに!」と念押ししてきました。
これが現段階の話です。
結論を待ちましょう・・・。
「条例」や「制度」などは、江戸川区が提案し、それをチェックしていくのが「江戸川区議」(区民の皆様の代表です)。これを良い機会として、有事の時の手当てのあり方をしっかりチェックしないといけませんね!
何かあれば、ぜひ!お伝えください。