女性がいきいきと活躍できる街

現在、女性が社会で活躍しやすい環境は、整備されつつあります。しかしその反面、今でも日本社会では昔ながらの「女性は結婚するのが当たり前」、「結婚したら家に入るのが当たり前」、「子育ては母親の仕事」などの慣習が根強く残っているのが、現状だと思います。それは、私が「結婚」、「出産」、「子育て」を経験し、身を以て強烈に感じたことでもあります。形だけの「女性が社会で活躍できる場」ではなく、本当にその環境を実現するためには、行政がその問題を本質的に捉えて、取り組む必要があります。江戸川区では、その改革すべき部分がたくさんあります。私は、今まで苦渋の思いをされてきた先輩女性の方々、現在も奮闘されている女性の方々の思いを胸に、また、これから社会に出ていく女性のために、本当に「女性が生き生きとして社会で活躍できる場を整備したい!」という、その強い思いが政治家を目指す志となったのです。

私が結婚、出産、子育てで「経験」、「感じた」ことです。皆様はこんな思いをされたことはありませんか?
子ども達が笑顔になるためには、まずはその子ども達の周りの家族が笑顔になる必要があります。
今、子育てをしている人たち、これから子育てをする人たちが、何を思っているかを、議会で声を挙げることが絶対に必要です。

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以下のようなことが減らせればと思い、強い気持ちで区に提案していきます。

出産後は働いてはいけないの?

・子どもができた後も「働く」と家族に伝えたら、「この子は何を言っているんだ?!」と言わんばかりの不思議な顔をされ、「本当に働くの?」と何度も確認された。
「あぁ、そんなに変なことを言っている女だと思われているのか」と自信をなくしかけた。

子供を預けて働くのはいけないこと?

・子どもを預けてまで働きに出ることの理由を、アレコレ確認された。
「母親が働きに出ることは、そんなにおかしいことなのか?」と肩身が狭くなった。

仕事をしていることが理由で家事、育児を疎かにできない

・「好きで働きに出ることを選んだのだから」と、仕事をしていることを、家事や育児などができない理由にしてはいけなかった。家事も育児も、全てこなした上で、働きに行くのが当たり前だった。

仕事に行くときに育児を家族に頼むのに謝る

・家事や育児を家族に頼む時は、それこそ頭を下げて、「すみません、お願いします。」と謝ってお願いしていた。遊びに行く訳ではないのに、謝ってお願いしていた。「母親が働きに出ることは、そんなに悪いことなのか」と悔しくて涙が出た。

何でも母親のせい

・そんな中、子ども達の身なりや持ち物などが汚れていたり、不手際があれば、、「母親なのに何やっているんだ」「母親がしっかりしないと!」と言われる。子どもの周りには沢山の大人がいるはずなのに、何かあればすぐ!母親のせいにされる。

母親はエンドレスの世話人か?

・夫の身なりが悪いと「妻は何しているんだ」と言われ、子どもの身なりが悪いと「母親は何しているだ」と言われ、自分の身なりが悪くても「女性なんだから」と指摘され…
「母親はどこまで頑張ればいいんだ…」と絶望すら感じた。

母親の仕事は軽く思われてる?

・母親以外の家族は、時間の遅い仕事はもちろん、夜の付き合いも家族に電話一本で済むのに、母親はそれが例え「仕事」だとしても許されず、大事な仕事相手にも何度も頭を下げ、都合を変えてもらう。時には「子どもがいるなら仕事のやり方、変えたら?」とか「家族は何してるの?手伝ってもらえば?」とか、アドバイスの一言ですら、責められているように感じ、ますます「もっと頑張らないと!」と追い詰められた。

私の味方はいないの?

・どうしようもなくなり、必死の思いで家族に助けを求めたら「仕事があるから」の一言で皆から一様に断られた時、「母親や女性の仕事と、何が違うの…?何でこんなにも肩身が狭く生きないといけないの…?」と悔しくて泣いた。

当たり前って何?

・それでも、子どものことは一番に考えないといけないため、ほかの誰も妥協しない体制なら、結局は母親の私が仕事の内容や時間を工夫するしかなかった。それが当たり前でしょ?と言われ、世の中の当たり前を疑った。「当たり前って何?」

一体どうすれば良いの?

・時短になれば収入はもちろん減る。収入が減れば、家族内ではもっと肩身が狭くなる。「収入が低い方が家事をして当たり前でしょ?」「時短だから、そんなに疲れてないでしょ?」と家事や育児は全て母親がして当たり前になった。

専業主婦は楽という固定観念

・「働く母親」「保育園に預ける母親」が増えると、専業主婦の女性に「あなたは何故働かないの?」という人も現れる。
女性は、結婚して子どもを産む。産んだら家のために働く。家にいる専業主婦は楽。などというような、作られた固定観念が根強くあり、それに当てはまらない生き方を責める人たちも多い。

形だけの制度は意味なし

・制度があっても意味がない。「母親のために!」「女性躍進!」なんて掲げていても意味がない。
本気で困っている人達が言っている訳ではないから、どんなに追い詰められているか、分かってない。
世の中の根底にある、「女性だから」「母親だから」「男だから」を本気で変えなければ、制度なんてあっても意味がない!

あきらめるな!政治が変われば変わる!

・頑張っている人達が頑張り過ぎて、でも全然世の中良くならなくて…そして我慢して、ストレスになって、みんな隠れて泣いてて…
そんな世の中、おかしいと思う。
それがおかしいって気づいている人はたくさんいるのに、変わらないのはもっとおかしいと思う。
世の中を変える力がある、政治の場所で、それを訴える人がいないのもおかしいと思う。

子供との関係

子どもはとても素直です。大人よりも、数倍感度の高いアンテナを持っています。だから、その大人が「どれくらい自分を見てくれているか」「どれくらい自分に反応してくれるか」をよく感じ、察しています。
新任の教員時代、仕事に疲れていたせいか「簡単な内容だし、なんとなくプリントで教えればいいか」と軽い気持ちで授業をしたことがありました。
この時の授業の反応の悪さは、一生忘れません。
明らかに子ども達が飽きていたり、聞いてなかったりしました。慌ててその授業は、やり方を変えました。
子ども達は、大人が思っている以上に、私たち大人を見ています。大人に見て欲しいと思っています。
だからこそ、一人一人に丁寧に向き合っていかないといけないんです。

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一人目の子どもを産んだ後、初めてのことだらけで毎日悩んで、毎日疲れて、毎日一人で・・・自分の食事のタイミングも分からなくなって、疲れとストレスが溜まった時、頭では「そんなの良くない!意味がない!」と分かっていても、泣き続ける子どもに怒鳴りつけたことがありました。
怒鳴りつけた後、ハッとしましたが、、どうしたら解決できるのかは分かりませんでした。
ただ、「一人で抱え込めば、疲れもストレスも溜まるのは当たり前。そして、そんな状態では、子どもに笑顔で向き合うなんて難しい」ことを実感しました。

子どもに丁寧にゆっくりと向き合うことは大事!
丁寧にゆっくり向き合うためには、心や環境にゆとりがなければできない!

子ども達のために必要なことを、実体験を持って、提案していきたいです。